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ようやく完成です
4月18日、ようやく竣工写真が撮れました
着工から約8ヶ月になります。先月よりMさん一家は新居での生活を始めております。
TV東京の撮影、取材も終わり、一段落したところでようやく当方への撮影許可がおりました。


西側道路面よりの全景写真です

東側望遠レンズで捉えた遠景です。

居間より内部階段をみています
当初設計段階では段板はタモの修正材、それを支える部材は米栂材の予定でしたが
今回全て米杉材に変更して作られています。
写真左、2階の床が張り出している下の天井部分も白の塗装仕上げを変更。
米杉板裏張りの方が150㎜角の米杉柱、梁材になじむと判断。
少々価格があがりますがMさんと相談、変更。大正解です。

段板は厚さ50㎜の米杉をすべり止めも兼ね「うづくり」加工の特注品です。
米杉は柔らかくキズが付きやすい材ですから床材等には向いていません。
私もMさんも最後まで迷いましたが、段板だけは硬質ウレタンフォ-ム半艶塗装をし、
材料を供給する林友ハウス工業の加工アイデアの提案もあり変更することに決定。
実にきれいに納まっていました。
裸足とのフィット感は最高でした。

Mさんが最初に事務所に訪れた時はまだ0歳、生まれたばかりのキィちゃんが
元気に駆け回っていました。

居間より欅の木の方向を見ています。
外部デッキも欅の方向に延びているのですが、写真ではちょっと見にくいです。

キッチンカウンタ-よりダイニング、右が居間、左がデッキ方向です。
ダイニングの天井よりサッシの方が高くなっています。高さ2700㎜あります
居間からの景色が天井面で切られるの避け、まだ上への広がりがあるかのように見せるためです

洗面、お風呂場です。天井、壁材は米杉です。ここはビニ-ルシ-トを下地に
プレナ-面を表にして張っています。

隣家からの南側の外観です。
Mさんから朝日のあたる頃の室内が言い尽くせないほど良いこと、
居間のソファに座って見える欅の木の存在感、住み易さ使い安さに感謝されました。
M家の皆さん新居での生活を末永く楽しんで下さい。
以上で南足柄のM邸は終了します。
着工から約8ヶ月になります。先月よりMさん一家は新居での生活を始めております。
TV東京の撮影、取材も終わり、一段落したところでようやく当方への撮影許可がおりました。


西側道路面よりの全景写真です

東側望遠レンズで捉えた遠景です。

居間より内部階段をみています
当初設計段階では段板はタモの修正材、それを支える部材は米栂材の予定でしたが
今回全て米杉材に変更して作られています。
写真左、2階の床が張り出している下の天井部分も白の塗装仕上げを変更。
米杉板裏張りの方が150㎜角の米杉柱、梁材になじむと判断。
少々価格があがりますがMさんと相談、変更。大正解です。

段板は厚さ50㎜の米杉をすべり止めも兼ね「うづくり」加工の特注品です。
米杉は柔らかくキズが付きやすい材ですから床材等には向いていません。
私もMさんも最後まで迷いましたが、段板だけは硬質ウレタンフォ-ム半艶塗装をし、
材料を供給する林友ハウス工業の加工アイデアの提案もあり変更することに決定。
実にきれいに納まっていました。
裸足とのフィット感は最高でした。

Mさんが最初に事務所に訪れた時はまだ0歳、生まれたばかりのキィちゃんが
元気に駆け回っていました。

居間より欅の木の方向を見ています。
外部デッキも欅の方向に延びているのですが、写真ではちょっと見にくいです。

キッチンカウンタ-よりダイニング、右が居間、左がデッキ方向です。
ダイニングの天井よりサッシの方が高くなっています。高さ2700㎜あります
居間からの景色が天井面で切られるの避け、まだ上への広がりがあるかのように見せるためです

洗面、お風呂場です。天井、壁材は米杉です。ここはビニ-ルシ-トを下地に
プレナ-面を表にして張っています。

隣家からの南側の外観です。
Mさんから朝日のあたる頃の室内が言い尽くせないほど良いこと、
居間のソファに座って見える欅の木の存在感、住み易さ使い安さに感謝されました。
M家の皆さん新居での生活を末永く楽しんで下さい。
以上で南足柄のM邸は終了します。
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外壁工事状況
上棟より半月

上棟より半月経過の現場打ち合わせです。
Mさんのお子さんが風邪、奥様は欠席、ご主人だけの立ち会いです。

ダウンフロアの寝室から東面の景色を見ています。
今日は先週に続き金物の取り付け状況のチェックです。
金物は問題なし。

メインフロア、ダイニングからの東側景色です。斜材は仮筋交いですから取り除かれ
ここに幅3m高さ2.7mの特寸のサッシが付きます。

居間の南、西の開口は南の光と欅の木を見るためのものです。高さ5mはありますが
欅の半分しか見えていません。迫力があり過ぎます。

居間の東、食堂の南側のテラスです。大工さんとTvディレクタ-との昼の歓談です。

子供室から西側道路面の景色です。向かいの敷地は一段高いが緑は豊富です。

子供室南側の窓越しに見える欅の木です。この家で欅に一番接近した開口部です。

建物は道路面より約5.5mの高さです。
欅は3倍の16mはあります。
フランクライド ライトは100年後の樹木の生長を見越し設計をしていたと何かの本で読んだことがあります。
欅は成長が早く25m以上になるものもあるらしい。枝、樹冠も美しく成長し根もそれに伴って大きくなるわけでこれ以上の大きさは残念ながらこの家にはそぐわない感がする。20m位で成長が止まってくれたらうれしい。
それが100年後かどうかはわからないが。
いよいよ上棟です
9月22日 晴れ

19日より土台敷きが始まり、組立2日目の本日上棟です。
予定より約20日遅れです。


樹齢200年を超える欅の木に寄り添うように立ち上がりました。
今日からこの家の歴史が始まります。M家の子供達、ご夫妻、この欅の生長と同じ時を刻み始めます。
TV東京のディレクタ-から何故形が斜面に対してせり上がった、景色見せる形ではないのかとの問いがあり、
答に一瞬詰まりました。斜面とほぼ同じ角度で平行四辺形の形の方がこの景観に溶け込み、建物の主張を抑えたいと言う考えと一致するからですと答えておきましたが、「平凡な形」と受け取られたのでしょうか。
ワニの口があいたような形であればTV写りは良かったかも知れませんが、高さ制限があったからでしょうか、私のスケッチの中にも、又Mさんにも計画段階から一度も浮かんでこなかった形です。景色の良い平坦な土地に上アゴが上がった形のものは何軒か設計例はあります。斜面地で両アゴが開いたワニの口の形はありません。次回
機会があればチャレンジしてみたいです。

1階(ダウンフロア)にある浴室からの景色になります。
他の部屋、窓からの景色は次回以降少しずつ紹介していきます。


M邸の施工はMさんがお勤めの建設会社です。
創業110年、3代続く老舗の中堅ゼネコンです。
今日は社長様に出席して頂き、上棟の挨拶、乾杯の音頭を取って頂きました。
工程の変更で延期になっていました週1のお施主様立ち会いの元での現場打ち合わせを来週から再開します。

19日より土台敷きが始まり、組立2日目の本日上棟です。
予定より約20日遅れです。


樹齢200年を超える欅の木に寄り添うように立ち上がりました。
今日からこの家の歴史が始まります。M家の子供達、ご夫妻、この欅の生長と同じ時を刻み始めます。
TV東京のディレクタ-から何故形が斜面に対してせり上がった、景色見せる形ではないのかとの問いがあり、
答に一瞬詰まりました。斜面とほぼ同じ角度で平行四辺形の形の方がこの景観に溶け込み、建物の主張を抑えたいと言う考えと一致するからですと答えておきましたが、「平凡な形」と受け取られたのでしょうか。
ワニの口があいたような形であればTV写りは良かったかも知れませんが、高さ制限があったからでしょうか、私のスケッチの中にも、又Mさんにも計画段階から一度も浮かんでこなかった形です。景色の良い平坦な土地に上アゴが上がった形のものは何軒か設計例はあります。斜面地で両アゴが開いたワニの口の形はありません。次回
機会があればチャレンジしてみたいです。

1階(ダウンフロア)にある浴室からの景色になります。
他の部屋、窓からの景色は次回以降少しずつ紹介していきます。


M邸の施工はMさんがお勤めの建設会社です。
創業110年、3代続く老舗の中堅ゼネコンです。
今日は社長様に出席して頂き、上棟の挨拶、乾杯の音頭を取って頂きました。
工程の変更で延期になっていました週1のお施主様立ち会いの元での現場打ち合わせを来週から再開します。
土質確認

これは基礎の模型写真です。
ひな壇型の基礎を造っていきます。
手前のダウンフロアの部分はスラブを打つような模型になって
いますが、実際はコストを押えるため上部のアッパ-フロア-のような基礎梁形式で造ります。
今日の根伐りは手前側最下部の基礎部分です。

7月3日
生憎の雨、梅雨ですから致し方ありません。
雑草が取り除かれ地面が露わにになっています。
建物の位置を表す地縄が張られています。
いよいよ重機の搬入、斜面を慎重におりてきます。

今日は基礎が載る地盤の地層の確認です。
予めボ-リングと称し敷地の地層を約10Mの深さまで調査し
その土質による地耐力を考慮した構造計算で基礎の設計がされていますから
想定の深度に想定の土質が出るか重要な確認です。
重機は一番下部の基礎部分を掘ろうとしています。

根切り底が表れました。
茶褐色に見えるのが通称関東ロ-ム層と言われるものと判断出来ます。
ここは想定の土質を確認出来ました。
構造計算を依頼した構造デザインの山領氏もほぼ納得です。

上の画像は下から2段めの基礎が載る地盤です。
ここは深度が浅く黒ボクが出ていますが、地耐力5tの想定内です。
下部模型写真の下から2段目の基礎部分です。

傾斜地での設計の要は基礎です。
通常の平坦な土地で、木造2階建ての基礎価格は総工事費の5%前後です。
傾斜地は土地の価格は安いのですが基礎が割高になります。工事費の20%以上になります。
今回の総額工事費も厳しく、又この割合を低くおさえなければなりません。
そこで考えたのが傾斜方向に対して直角方向に布基礎を造り傾斜方向は梁でつなぐという方式です。
こうすることで土の掘る、移動させる量、コンクリ-トの量を大幅に少なくすることが出来ました。
工事費の15%位で収まっています。ただこれは地盤が良かったことも原因しています。
工事はこれから基礎ベ-スの配筋、コンクリ-ト打設と続きます。