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村田建築設計の仕事と現場

2010-04

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2世帯住宅



 我が社の住宅の設計は年間6、7軒ですが1棟は2世帯住宅があります、その割合は増えてきて居ります。
3月に竣工した鎌倉、大町の増築もそうです。道路と敷地条件で独立の2棟は無理でも一部連結することで可能になりました。

 団塊世代のリタイアと同時に益々高齢化社会が進み、高度経済成長期の昭和30年代から始まった核家族化への分化から、低成長期時代に即した2世代、3世代の集合型住居が多くなることは大変望ましい社会構造と私は思います。

 2世帯住宅のメリットはたくさんあります。
ここでは建築的な視点から見ていきますと2棟の小さな住宅が並ぶより当然ながら1つの大きな家がある方が町並みとしては美しくなります。それは小さな家と家の間の狭く薄暗い緑も育たない空間が出来るより、一つにまとまり無駄な空地が減ることで、まとまったおおきな緑の空間が出来る為と考えられます。
茅ヶ崎の松田さんはこの説に賛同し玄関が二つ並ぶのも嫌い、角地を探して来ました。
誰が見ても大きな敷地を細分化した小さな家の乱立状態は、”町が壊れて行く”と感じていると思います。
 建築のコスト面からも2棟より1棟の方が、基礎、屋根、外壁等が共有できますから安くなります。

 生活面では、親、子、孫の交流が増し介護など生活上の助け合いが多々生ずるのは当然ですが、最近のとあるデ-タによりますと、親子共々介護が必要になった時は、自宅で公共的福祉サ-ビスを利用したいという人が多くなってきているというものがありました。子であれば配偶者、親であれば子に、同居していても余り面倒は掛けたくないというあらわれかも知れません。


では2世帯住宅のパタ-ンですが大きく分けて3種類あります。
 
① 玄関から全ての機能が別々の完全独立型
② 厨房、風呂等が別で他は共用の一部分離型
③ 寝室以外全て共用の完全共用型

の3種類です。又3世帯住宅となりますと、①と②もしくは③との複合型もあります。
建築コストの高いのは①で②③の順に低くなります。

どのパタ-ンにするかはその家族の考え方次第です。
家族なのだから全て共用でなければならないという方、いや夫れぞれの違った生活があるのだから独立しているほうが気兼ねなく過ごせるし、より長続きする、という考え方と分かれます。


 我が社の設計では③の完全独立型がほとんどです。
このタイプでも2種類の設計例があります。一つは上下階で各世帯が住み分けるタイプと長屋形式で左右に上下階作るタイプです。後者の方がより独立性が高くなります。唯注意しなければならないのは,どちらのタイプも玄関が二カ所ありますが、内部で一カ所以上相互に行き来出来なければなりません。
そうでないと集合住宅になりますからより厳しい法的規制がかかります。
 又このタイプですと持ち分で区分登記が可能ですから親子夫れぞれ住宅ロ-ン控除が受けられ、一戸あたりの面積も小さくなりますから登録免許税、不動産取得税、固定資産税の負担も小さくなるというメリットもあります。
 

 では二世帯住宅のデメリットは無いのかといいますと、一番は、大きな住宅を建てて世代が移る時の処理です。文字通り子世帯が親世帯に移り代々継承していくのが最良ですが、身内で引き継ぐことが不可能な場合、 ①のパタ-ンですと第3者に賃貸するという方法があります。この場合法的に先に述べた集合住宅に用途変更をしなければなりません。
それが出来るように予めその仕様にしておくのも一つの手です。唯場所によっては集合住宅が出来ない地域もありますから注意が必要です。どの建物もそうですが二世帯住宅は特に精神、物理、両面長生きする設計が求められると考えています。


 毎週土曜日の午前中この二世帯住宅を含め住宅の建築に関する無料相談会を計画しています。
 
 ご希望の方はメ-ル又は電話にてご住所、氏名、電話番号と相談内容、相談希望日をお知らせ下さい。
 順次対応のご返事を申しあげます。 


 
 
 
 
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プロフィール

村田建築設計

Author:村田建築設計
茅ヶ崎・藤沢・鎌倉などの神奈川県 湘南地域を拠点に、自然素材を多く用いた木造住宅を主に手がけている設計事務所です。詳しくはリンク先から本家HPをご覧下さい。

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